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2010年5月14日 (金)

個人観光ビザ緩和で犯罪が大幅増加?!

中国からの観光客を増やすため、個人観光ビザの発給要件が大幅に緩和されます

「今年は、政府が外国人訪問者を1000万人に増やすと設定した目標年である。昨年、日本を訪れた外国人は約679万人で、このままでは達成は困難だ。」(読売オンライン)から緩和するとのことですが、これに対して右派を中心に犯罪が激増する、「日本破壊」だ等の非難が寄せられています

本当にそうでしょうか?そうならば大変なことです

まずこれは個人観光ビザの緩和です。不法就労目的、犯罪目的の人たちは団体観光か留学生として入国するのでこの個人観光を多少緩めたところでどれだけの犯罪者をカバーするかは疑問です

もっとも観光目的で来て万引きをする人は出るでしょうね

さてどれだけ条件緩和されるかといえば、「VISA、マスターカードなど大手クレジットカード会社発行のカード所有者、政府機関あるいは大企業の課長級以上、年収3-5万元(40-70万円)以上の固定収入を有する」(北京週報)ということですから一番安い人は月収3万5千円で入国できることになります
(ゴールドカード所収者なら年収85万円以上、大企業の中堅幹部クラスなら140万円以上の収入があるとされる)

これが問題になっているところで、右派の人からは「日本への旅費だけでお金を使い果たすだろう」「この程度の収入で物価の高い日本で買い物はできない」「当初から犯罪目的の人ばかり来る」との声があがっています

まあ来る人みんなが月収3,4万円の人ばかりではないし中国では月給5万円あれば中の上に属しますからどうなのでしょうか。そもそも犯罪目的の人は従来より来日ルートがあるわけですからこの緩和でそれほど犯罪が増加するかは分かりません

自分はむしろ本人以外の2親等内の家族まで含める点が問題だと思います。2親等内とは孫、兄弟姉妹のことです。ここまで広げればおかしな人も沢山含まれるのではないでしょうか

振り返れば日本人が海外旅行に出始めた40-50年前の大卒初任給は2-4万円でした。ドルも自由には持ち出せず闇ドルを使うのが当たり前の時代です、当時日本で一杯百円の素うどんがハワイでは1ドル(闇レートで四百円)でした。その超高物価のアメリカに日本の観光客は出かけていったのです

今回の緩和について自分は「まず数ありき」的発想で進めているのが気に入らないですね

何のために外国人観光客を増やすのか、その目的達成のために何をすべきなのか、ではなく1000万人という数値目標が先走っているように感じられます

対日感情を良くして日本企業の発展に寄与する、在外邦人の生命財産の安全を高める、国家の安全保障につなげる、こういった目的ならばまず文化輸出ですね、アニメや日本発の思想などを外国で広める、まずここを強化すべきですね。その上で実際に日本を見てもらう感じてもらうというならそれは素晴らしいことだと思います

観光客を増やして儲けようというのならば、月給数万円の観光客を増やすのではなく、富裕層に対してもっともっと日本をPRするほうが効果あるのではないでしょうか

それとビザ発給の条件の一つにゴールドカードの所有者とありますが、民間の発行した書類が軽視される官尊民卑の日本でなぜ中国相手だと民間企業の審査で足りるとするのでしょうか

さらに観光庁長官の「(25万元・約300万円以上の年収制限は中国ではかなりの富裕層となるため)中国に抑制的な印象を与える」という発言です

もともと犯罪者の入国を「抑制」するために最初は所得制限を高めに設定して、様子を見て徐々に緩和していこうというのが趣旨であるはずです。別に中国人が抑制的と感じようが感じまいがどうでもよいことです

日本には外国人に入国を許可する義務はありません

外国から人や物を入れるか入れないかを決めるのはその国です

役所も外国の機嫌取りのようなことはする必要はないし

マスコミも、個人の権利は大声で主張するが国の権利は主張しない、という報道姿勢は改めなければいけないと思うのです

またネット上で騒いでいる右派の方についても

いろいろかこつけて中国の危険性を訴える手段にすることは否定しませんが

あれこれ騒ぎすぎて疲れてしまうならそれは逆に左翼・中共の手にハマったことになりますので要注意と思います

それではまた(。・ω・。)ノ~☆

posted by 管理人

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